なぜ今、日本はレアアース開発に賭けるのか |日本レアアース開発と中国輸出規制
- COMPANY TODOKERU
- 1月15日
- 読了時間: 3分
米中関税交渉のカードとして度々出てくるレアアースを巡る問題。
その動きは、もはや資源論でも環境問題でもありません。
企業経営や投資判断に直結する「経済安全保障」の話です。
ここ最近、日本版レアアースとして開発や発掘に踏み出している背景には、企業の収益構造や産業競争力そのものを揺るがす変化があるからです。
■ 中国依存は「安さ」ではなく「リスク」になった
これまで日本企業は、中国産レアアースの低コストと安定供給を前提に事業を組み立ててきました。レアアースの約7割を中国から輸入しています。
しかし現在、その前提は成り立たなくなっています。
輸出は数量ではなく許可制で管理され、供給は政治判断ひとつで変わります。特に高市政権になり、安定供給のリスクが高まっていることを感じているでしょう。供給問題は、事業継続そのものに関わるリスクです。
■ 需要は減らない。止められない産業が握っている

レアアースは、EV、半導体製造装置、防衛関連などなど多岐にわたる分野で必要不可欠です。そして、景気後退局面でも簡単には止められない分野です。
裏を返せば、
レアアースが入らなければ生産が止まり、その影響は売上・利益・株価と企業にダイレクトに波及します。
■ 日本にも「自前の選択肢」が見え始めた
南鳥島周辺の深海資源は、長らく「夢の話」とされてきました。
しかし、技術進歩と国主導の投資によって、
日本レアアース開発が現実的な選択肢として検討される段階に入っています。
ここで重要なのは、
短期的な採算ではなく「確保できるかどうか」です。
■ 海外分散だけでは十分ではない理由
調達先の分散は進みましたが、精錬・加工工程では中国依存が残っています。
供給網のどこか一箇所でも押さえられれば、全体が止まってしまう構造は変わっていません。
だからこそ日本は、
国内資源と国内技術という“保険”を持とうとしています。
■ 経営・投資の視点で考えると
今後、企業に求められるのは「一番安い調達先」ではなく「止まらない調達先」です。
資源確保の巧拙が、
企業価値や事業継続性を左右する時代に入っています。
【まとめ】
日本版レアアース開発は、
地味ですが確実に効いてくる国家戦略です。
そしてこれは、
経営者・投資家が無視できないテーマでもあるのです。
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